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椅子で歩く体験、VR新技術 NTT 映画館などに導入検討
NTTコミュニケーション科学基礎研究所(京都府精華町)は30日、仮想現実(VR)を映し出すゴーグルと、足の裏に振動を加える装置を組み合わせることで、座っているのに歩行しているかのような感覚を得られる新技術を公開した。映画館や娯楽施設への導入を検討している。
専用の椅子に座り、ゴーグルとヘッドホンを着用して使う。歩行の際の足音を聞くことができ、実際に歩いているのと似た感覚を得られる。
VRを使って旅行などを疑似体験できる技術は既に実用化されている。ただ、VRの中で移動するには実際に歩き回るスペースが必要な場合が多い。今回の技術は十分な広さが確保されていなくても動き回る感覚を得られるのが特徴だ。
研究所の担当者は「歩くだけでなく走る動作まで技術を進めたい」と話した。マラソン選手などの走りを疑似体験する用途を想定しているという。