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プリウス、輝き戻せるか アメリカで販売低迷、個性的デザインの新奇性失う

 米自動車市場でトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が苦戦している。米テスラの電気自動車(EV)などに押され、プリウスの売り上げは2018年までに6年連続で減少。米フォード・モーターが数年内にも販売終了を予定しているセダン「フュージョン」のHVモデルにも後塵(こうじん)を拝している。かつて環境に優しいエコカーとして一世を風靡(ふうび)したプリウスは輝きを取り戻せるのか。

 HV市場成熟の皮肉

 3日発表されたプリウスの5月の販売台数は前年同月比24%減少し、年初来で前年同期比39%減と、足元でも厳しい戦いを強いられている。調査会社LMCオートモーティブのシニアバイスプレジデント、ジェフ・シャスター氏は「プリウスは電動化に向けて先頭を走ったが、現在は激しい競争に見舞われている」と分析する。

 HVの草分け的存在として人気を集めたプリウスは、約20年前の登場以来、世界全体で440万台以上売れた。しかし、米国販売は12年にピークを迎え、プリウスの販売状況は右肩上がりで伸びるテスラのセダン「モデル3」などのEVとは反対の動きとなっている。トヨタの北米統括会社トヨタ・モーター・ノース・アメリカ(TMNA)の幹部、ロバート・カーター氏は「プリウスからテスラの『モデル3』に乗り換えた人がいることも認識している」と明かす。

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