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AIでバス運転手の異常検知、自動停止 商用車で世界初、日野自「セレガ」

 日野自動車は14日、商用車で世界初となる、自動で運転手の異常を検知し停車する「ドライバー異常時対応システム」を搭載した大型観光バス「セレガ」の新型を発表し、報道陣に公開した。7月1日発売。

 三重県紀北町の紀勢自動車道で昨年11月、観光バスの運転手が意識を失って乗客がブレーキをかける事故が起きるなど運転手の体調急変での事故が目立つ中、新型セレガは運転手の状態をモニターするカメラに、人工知能(AI)技術を基にした画像解析を採用。体や顔の向きを判定し、大きく傾いたりまぶたが閉じたりするといった異常が5秒程度続いて車線も外れた場合、システムが作動して2段階ブレーキで自動停車させる仕組み。

 高速道を想定して時速60キロ以上で作動し、車内外への緊急警告音やランプ点滅で追突などを防止する。作動時には事業者に位置情報などがメール通知される。

 画像解析は同じトヨタグループの部品大手デンソーの技術を基にした。

 昨年導入していた、異常に気づいた乗客が押すことで自動停車できる緊急ボタンも搭載している。

 希望小売価格は3511万6200円から。先進技術本部の奥山宏和副領域長は「最新の安全技術をいち早く搭載し、交通事故ゼロ実現を目指す」と話した。

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