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トランプ・ワンに似てる? トランプ氏、次期大統領専用機のデザイン画を公開

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は13日放映された米ABCテレビの報道番組で、老朽化が進む大統領専用機「エアフォースワン」の後継機のデザイン画を初公開した。

 後継機も現在と同様、ボーイング747旅客機をベースにした機体が採用されるが、トランプ氏によれば「翼端から翼端までの距離が長くなるなど、全体的に大柄になる」としている。

 トランプ氏が「もっと愛国的な色に変える」と主張していた問題の機体塗装については、現在の落ち着いた水色と白色のツートンカラーから、機体上部を白色、下部を赤と青のストライプで塗り分ける、米国旗である星条旗をイメージさせる色合いとなっている。

 デザインは、トランプ氏自身が関与したとされ、同氏が保有する自家用旅客機「トランプ・ワン」にデザインが似ているとの指摘が相次いでいるほか、ケネディ政権下の1962年に採用された現行の伝統的デザインを惜しむ声も強い。

 ハリウッド映画「エアフォース・ワン」では主人公の大統領が機体後部の緊急脱出用ポッドを使用する描写があったが、番組司会者が「新型機にポッドは搭載されているのですか」と質問すると、トランプ氏は「口外してはならない秘密があるのでね」と笑ってかわすにとどめた。

 機体の引き渡しは2024年の見通し。トランプ氏が再選されれば新専用機に搭乗できる可能性があるが、同氏は「(将来の)他の大統領のためにしていることで、私が乗るためではない」と述べた。

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