話題・その他

環境ベンチャー、軽井沢に集結 石灰石から買い物袋

 長野県軽井沢町で15、16日に開かれる20カ国・地域(G20)エネルギー・地球環境分野の閣僚会議を控え、日本の最先端の環境関連技術を集めた政府主催の「G20イノベーション展」が14日に同町で始まった。会場には日本が誇る環境ベンチャーも数多く集結。その高い技術力を世界に発信した。

 素材ベンチャーのTBM(東京都中央区)は買い物などに使える非石油由来の袋を開発した。国内では数少ない自給可能な鉱物資源とされる石灰石を主原料に植物由来樹脂も混ぜて製造する。環境に優しいとして注目される100%植物由来成分の袋よりも安価で作れ、しかも手触り感も既存の紙袋とほぼ同じだ。

 レジ袋に代表されるポリ袋はさまざまな石油資源を大量に消費。海洋に漂流する微細なプラスチックによる生物への影響は国際的な社会問題となっている。また紙袋も森林伐採などによる大きな環境負荷があり、代替品への期待は大きい。

 また風力発電ベンチャーのチャレナジー(東京都墨田区)は風速を問わずに風車が回って発電する「垂直軸型マグナス式風力発電設備」を紹介。既存のプロペラ式のように暴風時に破損することなく安定して発電できるのが特徴で、フィリピンなどからの引き合いもあるという。

 このほか、ユーグレナはミドリムシを使ったバイオ燃料を持ち込んだ。15日に政府の関係閣僚が移動で使う車両にこの燃料が使われる。宇宙ベンチャーのアストロスケール(墨田区)は破損した人工衛星などの宇宙ごみ(スペースデブリ)を除去するプロジェクト、日本環境設計(東京都千代田区)は廃ペットボトルをポリエステル樹脂に再資源化した上でエコバッグに再生するプロジェクトをそれぞれ紹介している。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング