フジテレビ商品研究所 これは優れモノ
複数言語にも対応、人手不足の救世主に セコム「バーチャル警備システム」
2020年東京五輪の開催まで残すところ1年となった。都市部の再開発で新たなビルが次々と建築され、街並みの変化も激しい。今回の「これは優れモノ」はオフィスビルなどの新たな警備システムを取材した。
サービス業と研究両立
「当社はサービス業ですが、自社で製品の研究開発も手掛けている稀有(けう)な会社です」と話すのはセコム オープンイノベーション推進担当の沙魚川(はぜかわ)久史さん(42)。同社のイノベーションを推進するリーダーで、東京理科大学の客員准教授も務める科学研究のエキスパートだ。
1964年の最初の東京五輪は、戦後日本の復興を世界に印象付けた。その警備の一翼を担ったのが、日本初の警備保障会社として発足した日本警備保障(現セコム)だった。
同社は、創業から4年後の66年に業務の機械化にいち早く踏み切った。自社でオンライン安全システム「SPアラーム」を開発し、サービスを開始した。
これは現在、大手の警備会社やビル管理会社などが採用している24時間遠隔監視システムの原型ともいえるモデル。警備先のビルに防犯・防災センサーを取り付け、異常があれば通信回線で中央のセンターに知らせ、警備員がすぐに駆けつけるというという仕組みだ。