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三菱航空機、スペースジェットで捲土重来 新機種の開発強化など戦略見直し
その間、ライバルのブラジル大手エンブラエルは高性能エンジンを載せた新型機の納入を開始。スペースジェットの性能の優位性は大きく揺らいでいる。
投資回収には1500機以上の受注が必要とされる。新機種は70席級で従来の90席級より小型に設定した。最大市場の米国で需要が見込めるとの判断だが、投入時期は早くて23年だ。航空会社は「順調に開発が進むことを期待する」と計画の進み具合を見守る構えだ。
生産体制の見直しも視野に入り始めた。当面は国内生産を基本とするが、量産化が本格化すれば需要地の米国での生産も検討する。愛知や岐阜など地元の部品メーカーからは取引が継続できるのか不安もくすぶり、「海外生産が進めば『国産ジェット』の枕ことばは不要だ」との声も漏れる。(パリ 共同)