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好調スズキ陰り、企業統治不安 印需要鈍化や検査不正、進まぬ脱会長依存…

 定時総会では、不正に関連して修氏が「最高経営責任者として私が重く受け止めている」と発言する場面も。決算会見で「社長がもっと前に出るべきではないか」と問われた俊宏氏は、修氏の実績と自身の在任期間を比べて「40年と4年という経験の差は大きい」と遠慮がちに答えていた。

 定時総会では、修氏をはじめとする現経営陣の足元が揺らぎ始めている現状がみられた。株主に諮られた取締役選任案への賛成率が、修氏は66%、俊宏氏は70%という低水準にとどまっていたのだ。

 検査不正の影響だけでなく、俊宏氏がリーダーシップを発揮できる状況を整えようとしない修氏への“批判票”も含まれている可能性がある。

 事業環境が厳しさを増す一方、電動化や自動運転などの次世代技術への対応も迫られているスズキ。高収益体質の維持に向けて重要な局面を迎えている。(高橋寛次、今村義丈)

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