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曙ブレーキ、4億円の債務超過 リコール対策費78億円の損失が要因

 経営再建中の自動車部品メーカーの曙ブレーキ工業は6日に発表した2019年4~6月期連結決算で、負債が資産を上回り4億円の債務超過になったことを明らかにした。過去に発生したリコールの対策費として78億円の損失を計上したことが要因。曙ブレーキは私的整理の一種である「事業再生ADR」の制度を利用して再建に取り組んでいる。9月末に企業再生ファンドから200億円の出資を受ける予定で、それにより債務超過は解消される見通しだ。売上高は米国で大口顧客の受注を逃したことが響き、前年同期比16.9%減の520億円と低迷。最終損失は前年同期の3億円から88億円に拡大した。

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