金融

新生銀、筆頭株主が株売却 旧長銀破綻後20年保有

 新生銀行は8日、筆頭株主の米投資ファンド「JCフラワーズ」が株式の大半を売却すると発表した。JCフラワーズは、新生銀の前身である旧日本長期信用銀行が経営破綻し、一時国有化された後、2000年に買収資金を出し、約20年にわたって新生銀の株式を保有してきた。

 JCフラワーズは、米投資家が運営するファンドで、関連ファンドの保有分を含めて、19年3月末時点で新生銀の発行済み株式の22・57%を保有している。売却する正式な株式数や売り出し価格は8月下旬に決まる。株式売り出しが完了した時点で、JCフラワーズを運営する米投資家は新生銀の社外取締役を辞任するという。

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