フジテレビ商品研究所 これは優れモノ

子供が大好きな「あの味」に ハウス食品「味付カレーパウダー」

 「製品作りには自信がありますが、顧客ニーズを探れといわれても・・・」とリサーチ経験もない石井さんらチームは戸惑ったという。それでも、対象を共働きの30~40代の女性に絞り、どんなニーズがあるのかを手探りで求めていった。

 社内外の働くお母さんたちと直接対話することで、共同で製品作りをする姿勢を貫いたという。

 「お母さんたちから毎晩の夕飯の写真を送ってもらったり、自宅に訪問して冷蔵庫の中身を見せてもらったこともあります」(石井さん)

 「週後半の食卓」一助に

 そんな中で実感したのが、働くお母さんにはゆっくりと夕飯作りをする時間がないということ。週末に食材などをまとめ買いし、ある程度下ごしらえをしてしまう。そして、週前半の月曜~水曜にかけては、子供が好きなカレーやハンバーグ、ギョーザなど定番メニューを作る。

 「しかし週の後半になると、冷蔵庫の余りもので炒め物や汁物などを作る家庭が多くなります」と石井さん。家にある使いかけの食材で作るこうした「名も無きメニュー」が子供には不人気であることを突き止めた。

 カレー粉を使って、子供が好きなカレー風味のメニューにしてみた母親も多かったが、子供が想像する味にはならず不評だったという。

 「子供たちが期待していたのはカレーライスの味だったのです」と石井さん。既存のカレー粉とは別物の調味料に活路があると考え、たどり着いたのが、半世紀以上の歴史を持つカレールーの定番「バーモントカレー」の味だった。

 今年2月に発売した「味付カレーパウダー バーモントカレー味〈甘口〉」は、顆粒(かりゅう)状で風味は子供が好きな甘口のバーモントカレーという“優れモノ”。

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