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マツキヨとココカラ、統合後も屋号はそのまま 合同会見 PB共同開発に期待

 経営統合に向けて協議入りしたドラッグストア運営のココカラファインとマツモトキヨシホールディングスは22日、都内で共同記者会見を行った。統合により業界首位が視野に入る両社は、双方の店舗名は維持した上で、プライベートブランド(PB)商品の開発や調剤薬局機能など、互いの強みを出しながら発展を目指す姿勢を強調した。

 会見にはココカラの塚本厚志社長、マツキヨの松本清雄(きよお)社長、松本南海雄(なみお)会長らが出席した。塚本氏は経営統合の検討は「生き残りでなく勝ち残りを模索した結果だ」として、マツキヨの商品開発力などを高く評価。「PBが洗練されている。店で並べたい」と語った上でPBの共同開発に向けて期待を示した。

 松本社長は両社が医薬化粧品特化型のドラッグストアで出店地域が重複しない利点を挙げ、「アジア一のドラッグストアになれる勝算がある」と意気込んだ。統合後の店舗については「マツモトキヨシ、ココカラファインそれぞれの良さがある」として、店舗名は維持するとした。ただ不採算店については、「整理されないと収益性が下がる」と述べ、統合前の閉店が前提との考えを示した。

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