金融

テックビューロ、仮想通貨交換業を廃業

 システムへの不正アクセスで暗号資産(仮想通貨)が流出したテックビューロ(大阪市)が22日、仮想通貨交換業を廃業すると発表した。金融庁によると、現在は19ある仮想通貨交換の登録業者で廃業は初めて。

 テックビューロが運営していた仮想通貨交換サイト「Zaif(ザイフ)」では昨年9月、約70億円相当の仮想通貨が流出。金融庁から繰り返し業務改善命令を受けるなどして、11月に「ザイフ」をフィスコ仮想通貨取引所(東京)に事業譲渡していた。顧客の承諾を得られた口座はフィスコ側に移されたが、連絡が取れなかった口座はテックビューロが管理していた。

 テックビューロは今後、フィスコに口座を移していない顧客に日本円で返金し、対応が終わり次第、交換業を廃業する。

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