生かせ!知財ビジネス

日台連携での東南ア進出大歓迎 台湾・工業技術研究院 王鵬瑜氏に聞く(下)

 --政府は新南向政策に注力しているが、海外進出では製品・サービスを守るため現地国の特許が必要になる

 「ITRIのグローバル・パテント・ポートフォリオから特許を提供する。進出先で現地合資会社を設立する際、われわれが供与した技術を使って現物出資を実現した事例もある」

 --相談・支援は外国企業も受けられるのか

 「台湾企業の新技術導入、知財強化・導入の支援が基本だが、台湾企業に限ってはいない。例えばシンガポールに拠点を置く世界的大企業の多くが頻繁に台湾まで来る。日本の重要性は高い。日本企業が技術や知財、連携先台湾企業を探しているなら、ぜひ相談してほしい。日本語スタッフもいる。特に、日本企業が台湾企業と組んで東南アジアなど第三国へ進出したいという案件は積極的に支援したい」

 --日台が技術連携を推進する上での課題とは

 「日本企業では物事が完璧でないと決裁が下りないようだが、台湾企業は時機を逸したら終わりと考える。また、日本企業は連携先や支援先を探す際、まだ国内にこだわっており、世界の状況をもう少し知る必要があるのではと感じることがある。そういう意味でも、ぜひ最初からITRIを訪ねてみてほしい」

(知財情報&戦略システム 中岡浩)

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