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MLB、NTTの映像技術を活用 3年間のスポンサー契約を締結

 NTTは4日、米大リーグ機構(MLB)と提携したと発表した。NTTの最新の映像技術を活用し、MLBのファン拡大を後押しする。MLBと3年間のスポンサー契約も結び、北米市場での知名度向上を目指す。

 スポーツ業界は人工知能(AI)など最先端のITで進化しており、有力企業による競争が熱を帯びる。

 NTTが提供するのは複数のカメラ映像を横長に結合し、伝送する技術。実際のスタジアムで見ているかのような臨場感のある映像を遠隔地で視聴できる。MLBは10月のポストシーズンで、この技術を使ったライブビューイングを開く予定。

 MLBのマンフレッド・コミッショナーは4日、発表会で「NTTとの提携によって、もっと多くの人々に(MLBの野球を)届けられるようになる」と期待感を示した。

 NTTの澤田純社長は記者団に対し、映像技術のほか「選手のトレーニングなどで手伝えることがあれば、やってみたい」と事業拡大に意欲を示した。

 米IBMは開催中のテニスの全米オープンで、AIを活用して名場面をまとめたハイライト動画を作成した。試合のデータや観客の反応、選手の身ぶりを分析して自動的に編集。躍動感あふれる動画がスマートフォンのアプリなどで手軽に視聴できる。(ニューヨーク 共同)

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