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ソニー、開発中の車載用センサー 「人の目超える」安全性向上

 ソニーは18日、研究開発中の技術に関する説明会を開き、成長分野と位置付ける車載用の半導体「イメージセンサー」について、運転の安全性向上のため「どんな場面でも人の目を超える技術」の実現を目指していると説明した。

 夜間の歩行者や遠くにある標識などの認識能力を高めるほか、人工知能(AI)を活用し、悪天候や逆光などの状況下でも不鮮明な物体を正しく認識する技術を開発していると説明した。

 吉田憲一郎社長は、車載用センサーに関して「走行環境をリアルタイムに認識できる幅広い特性がある」とアピール。自動運転技術の進化を促すための精度向上を急ぐ考えを示した。

 イメージセンサーはソニーの主力事業の一つ。現在はスマートフォンに多く使われているが、今後は自動車向けの需要拡大を狙っている。

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