関電金品受領問題会見詳報(8完)

「ゆゆしき事態」菅原経産相発言に岩根社長は「厳粛に捉えている」

 岩根社長「相当長い期間、地域の有力者だったと伺っています。相当の力があると、ご本人も仰っていたということです」

 --今朝の閣議後記者会見で、菅原一秀経済産業相から「ゆゆしき事態」だとの発言がありました。今後、経産省に対し調査報告書を提出しますか

 岩根社長「菅原大臣がそう仰ったことは聞いています。厳粛に捉えており、真摯(しんし)に対応していきたい」

 --公表されていない社内調査報告書と称するものを経産省に提出するのか

 岩根社長「経産省のご意向をうかがって、適切に対応します」

 --(工事を)発注した会社に、森山氏が関連したという認識はあったとの話でしたが、税務調査に入った会社のことか。それとも、発注したすべての会社ですか

 岩根社長「当然、すべての企業ではありません。その方が、税務調査の入った会社と関係があったと認識しています」

 --税務調査の対象となった(関電側の)20人のうち、役員は何人か。2011年から7年間ということですが、東日本大震災の発生時期ともぶつかっている

 岩根社長「役員については、私、会長を含む複数人ですが、それ以上の回答は差し控えたい。原子力の信頼性を回復するときに、このような問題を引き起こしたことは、心からおわび申し上げる」

 《再び深く頭を下げた》

 --岩根社長は電気事業連合会の会長になったばかり。退くことはないと回答があったが、電事連のなかで連絡を取っているのか

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング