マネジメント新時代
「86人に1人」に増加、発達障害の人と向き合う組織を
発達障害に詳しい宮尾益知先生著書「発達障害の人が働くときに知っておきたい10の基本」によれば、以前は5000人に1人の割合であったものが、2000年には86人に1人の割合まで増加しており、最近ますます増えているとのこと。また文部科学省が公表した12年の調査では、通常の学級に在籍している子供の中で、発達障害とみられる子供は100人中で6.5人、つまり15人に1人の割合にまで増えているようだ。子供まで急拡大していることに驚かされる。
革新的才能の持ち主
さらに、大人の場合、発達障害者の比率が高いのが、IT企業や研究所の人といわれている。毎日、コンピューターでプログラミングや解析と向き合うことで、空気が読めない、人とのコミュニケーションが苦手となっていくのかもしれない。またそのような企業では、幹部にも多数存在するようだ。
一方、発達障害の方はネガティブな要素だけでなく、他とは異なる世の中にないものを創り上げていく能力も備わっていることがあるようだ。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ両氏も発達障害であったことを明かしている。さらに、最近注目されているのは、発達障害者の中に「ギフテッド(ある優れた才能を持って生まれた人)」と呼ばれる人が存在し、革新的なことを生み出す可能性があるとのこと。
これまでわれわれは「空気を読む」など、社会性、協調性などを重視してきた。しかし、大人さらには子供までも発達障害者が増えていることを考えると、外観は普通であるけれど、「少し変わった人」に対して、気づいてあげること。また少し変わった人で終わらせるのではなく、病院にて診断し、発達障害かどうかを見極めてあげることも大切のように思える。