フジテレビ商品研究所 これは優れモノ

損害保険「LINEほけん」 損害保険ジャパン日本興亜

 このほかにもお花見や紅葉狩りに出かけた際のけがや賠償責任をカバーする「お花見安心保険」や「紅葉・もみじ狩り安心保険」など、ユニークなネーミングの損害保険を販売している。

 「LINEならではのカジュアルさで、保険の重たいイメージを排除できたことで、若年層の加入者が増え続けています」と乘田さんは、確かな手応えを語った。

 ≪interview 担当者に聞く≫

 損保ジャパン日本興亜情報通信産業部・乘田洋樹氏

 親近感沸く名付けがイメージの助けに

 --LINE Financialとの提携の背景は

 損害保険の利用者の裾野を広げることが狙いだ。20~30代の若年層を中心にスマートフォンで手軽に加入できる保険サービスを提供している。提供する損害保険は月額の保険料がワンコインで収まるように設計している。昨年10月から59種類の商品提供を開始した。どの商品も、その手軽さが受けて、評判も上々で、現在は商品ラインアップ数も62種類ある。保険自体は、もともとあったものだ。ネーミングを変えたことで、顧客に分かりやすく親近感の沸くものになった。これはわれわれにはできない芸当で、提携相手のLINE Financial側からの提案で実現したものだ。例えば、「今年もお疲れ忘年会保険」というものをリリースしている。昔からあったけがや賠償責任を補償する傷害総合保険の一種なのだが、保険が必要となるシチュエーションが具体的にイメージできるので好評だ。

 --異業種との提携だが

 われわれは保険のプロではあるが、その専門性に縛られ、商品を企画しがちだ。他方、LINEはITによるカスタマーサービスで豊富な知見を持っているが、金融分野の経験が少ない。お互いが補完するいい関係だと思う。金融商品は法による規制も多い。今回の提携で、そうした制約と顧客目線の利便性向上をいかにバランスさせるかを学んだ。

 --今後の展開などは

 現在、グループ会社「Mysurance(マイシュアランス)」が提供する「贈るほけん 地震のおまもり」という保険も販売している。保険料はプレゼントする人が払い、もらった人の居住地域で震度6弱以上を観測し、被害を申告すると即座に1万円の保険金(お見舞金)を受け取れるというものだ。このような顧客が“ワォ”と驚くものをこれからも提供していきたい。販売チャネルの拡充を務めるとともに、「LINEほけん」独自の損保商品も発売していきたい。

 ■フジテレビ商品研究所

 「企業」「マスコミ」「消費者」をつなぐ専門家集団として1985年に誕生した「エフシージー総合研究所」内に設けられた研究機関。「生活科学」「美容・健康・料理」「IPM(総合的有害生物管理)」の各研究室で暮らしに密着したテーマについて研究している。

 http://www.fcg-r.co.jp/lab/

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