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JR北海道社長「重い決断をいただけた」 日高線の8割バス転換

 平成27年1月の高波被害から不通が続く北海道のJR日高線鵡川(むかわ)-様似(さまに)の存廃をめぐり、沿線7町長がバス路線への転換を受け入れる方針を決めたことを受け、JR北海道の島田修社長は13日の定例会見で、「不便をかけている地域に深くお詫びし、苦渋の決断に感謝する」と謝意を表した。

 その上で、「バスも鉄道も残すことは困難との重い決断をいただけた。今後はそれぞれの地域の要望を聞きながら、バスによる公共交通体系の構築と地域の発展に協力する」と述べた。

 鵡川-様似間は116キロで、日高線の約8割に当たる。7町長は12日の臨時町長会議で、JR北が提案していたバス路線転換を受け入れる方針を決定。今後は代替となるバス路線について、各町がJR北と個別に協議し、来年3月をめどに廃線の最終合意を目指すとしていた。

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