サービス

大型店運営のイズミ 四国の小型スーパーに出資

 大型商業施設「ゆめタウン」を運営するイズミ(広島市)は、四国を中心にスーパーを展開するマルヨシセンター(高松市)と資本業務提携する。マルヨシが実施する第三者割当増資を引き受けるなどして12月に議決権ベースで約20%の株式を取得し、筆頭株主となる。取得総額は約5億円。

 イズミは中国、四国、九州地方を中心に大型店を、マルヨシは四国の北部と兵庫県の淡路島で商圏の小さいスーパーを手掛けるため、共存可能だと判断した。生鮮食品の仕入れや商品開発などを共同で進め、ドラッグストアやネット通販などと激しくなる競争に対応する。

 昨年10月にイズミ側からマルヨシに提携の話を持ちかけたという。イズミの山西泰明社長は「四国で地場の生鮮品を提供する上で(マルヨシの)流通網を活用できる」と提携の意義を強調する。

 マルヨシの屋号は引き続き使用する。2019年2月期連結決算で、売上高に当たる営業収益はイズミが7321億円。マルヨシは401億円で、2年続けて最終赤字を計上した。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング