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トヨタ、EV戦略本格化 レクサス21年国内投入 超小型も展開へ
トヨタ自動車は24日までに、高級車ブランド「レクサス」の電気自動車(EV)「UX300e」を日本で2021年前半に発売すると発表した。20年には、中国や欧州で発売するほか、日本では超小型EVの展開も予定しており、トヨタのEV戦略が本格化する。
レクサスのEVは1回のフル充電で400キロ走行できる。モーターや電池を車体下部に配置して低重心とし、安定した走りにつなげた。価格は未定。サイズは同社のスポーツ用多目的車(SUV)の「C-HR」並みで「都市型SUV」の位置付けだ。
次世代エコカーをめぐっては、他社がEVに力を入れる中、トヨタは当初、燃料電池車(FCV)開発を先行させ、14年に一般向けFCV「MIRAI(ミライ)」を投入した。だが、燃料となる水素ステーション整備の遅れなどで普及は思うように進まず、近年はEV開発にも注力している。
トヨタは20年代前半に10車種以上のEVを世界で展開する計画だ。20年には中国で「C-HR」と「IZOA(イゾア)」のEVも、それぞれ発売する。レクサスのEVとあわせ、世界最大のEV市場で需要の取り込みを図る。
20年冬ごろに日本に投入する2人乗りの超小型EVは、航続距離が約100キロで、高齢者や運転に不慣れな人の近距離移動を想定した車だ。国内ではEVのリースや電池の再利用といった周辺ビジネスのモデルを確立し、EVの普及を目指す。