ジュニアゴルファー育成を支援
平和グループのゴルフ事業を展開するパシフィックゴルフマネージメント(PGM、東京都台東区)は11月18日、PGM本社で「緑の甲子園」(全国高等学校・中学校ゴルフ選手権大会)などの開催を通じた「ジュニアゴルファー活性化プロジェクト」について合同記者会見を開催。記者会見には同社の田中耕太郎社長のほか、日本高等学校ゴルフ連盟(高ゴ連、大阪市淀川区)の井上尚彦理事長、ゴルフクラブなどを販売する総合ゴルフショップのゴルフパートナー(東京都千代田区)の川崎康史執行役員営業推進本部長、ゴルフシミュレーターを販売するGOLFZON Japan(東京都新宿区)の今野晃広社長が出席した。
冒頭、高ゴ連の井上理事長が主催者を代表して「ジュニアゴルファー活性化プロジェクト」の概要を説明。少子高齢化などの影響によるゴルファーの減少がゴルフ界全体の課題として認識されるなか、今年2月に開かれた高ゴ連創立40周年記念祝賀会の際にジュニアゴルファー育成の必要性を訴えたところ、PGMの田中社長、公益財団法人ジュニアゴルファー育成財団の石橋保彦理事長、GOLFZONの今野社長らから賛同の声を得てプロジェクトがスタート。高ゴ連、ゴルフパートナー、PGM、GOLFZON各社が連携して高校・中学校におけるゴルフ部の創設や練習場所、用具の確保をサポートし、部活動としてのゴルフを活性化することに注力。同時に、生徒たちの努力の成果を披露する舞台を整えていくことになった。
なお当日は、今年のAIG全英女子オープンで優勝し、脚光を浴びた渋野日向子プロのビデオレターを披露。全国高等学校ゴルフ選手権大会の第36回大会で優勝した渋野プロは「高校3年間出場し、2年生の時に優勝することができてうれしくて泣いた思い出がある。当時の経験がいまに生かされていると思う。後輩の活躍を期待している」とのメッセージを届けた。
高ゴ連では来年度以降の全国高等学校ゴルフ選手権大会を栃木県宇都宮市のサンヒルズカントリークラブで、全国中学校ゴルフ選手権大会を栃木県日光市のピートダイゴルフクラブVIPコースで継続的に開催(来年は団体戦を8月25、26日、個人戦を同28、29日に開催)。また、多様化するゴルフ環境に対応するため、高校生を対象とした初のシミュレーションゴルフ大会「全国高等学校シミュレーションゴルフ選手権大会」を2020年2月1、2日に東京都新宿区のドライビングレンジ東新宿で開催するという。