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ノキア 「ローカル5G」の普及へ5社と提携
フィンランドの通信機器大手ノキアは11日、工場内など限られた範囲で第5世代(5G)移動通信システムを使う「ローカル5G」の普及に向け、日鉄ソリューションズや日立国際電気(東京)など5社と提携すると発表した。日本の工場や公共施設での導入を促進する。
ローカル5Gは、企業が自前で高速大容量の通信ネットワークを構築する技術。機器を通信でつなぐ「モノのインターネット(IoT)」の活用で、省人化などによる生産性向上が期待できる。
ノキアは5Gの基地局技術に強みを持つ。製造現場でのITシステム構築を得意とする日本企業と連携し、設備の販売を増やしたい考えだ。
総務省は今月中にもローカル5Gの免許交付に向けて企業からの申請受け付けを始める予定で、本格的な導入の動きが進む見通しだ。