テクノロジー
台風の被災地に駆けつけ給油 震災の経験を生かし開発した「移動式スタンド」
横田さんら4人は、休業中のスタンドにタンクローリーを止め、移動式給油機を設置。給油作業を始めるとすぐに行列ができた。横田さんは「被災者に喜んでもらえた。トラブルもなかった」と“デビュー戦”を振り返る。
実は、25年前の阪神大震災ではスタンドの被害は少なかったという。県石油協同組合の大沢道明事務局長は「燃料供給面で深刻な事態には陥らなかった」と振り返る。ダメージが大きいのは津波や水害で水没するケースで、大沢事務局長は「東日本大震災のような津波が、こちらで起こらない保証はない」と、近い将来発生が懸念される南海トラフ地震などを警戒する。
資源エネルギー庁の担当者も「移動式給油機の有効性は今回の出動で確認できた。万一に備え、各自治体などにも普及していってほしい」と期待している。