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しわケア進化、顔全体カバー 化粧品各社が発売 部分手入れより楽に
化粧品各社が顔全体のしわをケアできる商品を発売し始めた。これまでは目元や口元など気になる部分を手入れする製品が中心だった。しわを改善する効果のある美容液が２０１７年に初めて発売されて以降、しわケアの「進化」が続いている。
コーセーは「ルシェリ」ブランドから化粧水と乳液を昨年１０月に発売した。毎日朝夕に普段通り使うだけで顔全体のしわをケアできる。広報担当者は「特別な化粧品を追加する必要がなく便利と言われる。選択肢が広がることで市場がさらに活性化すれば」と話している。
ポーラ・オルビスホールディングスも、傘下のディセンシア（東京）から、顔全体にのばしやすく、敏感肌向けのオイル状美容液「アヤナス リンクルＯ／Ｌ コンセントレート」を昨秋に投入した。ポーラ（東京）は今年１月、表情の変化でできるしわの定着を予防する美容液「リンクルショット ジオ セラム」を売り出した。担当者は「深いしわになる前の若い人にも使ってもらいたい」と説明している。