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排ガス不正疑惑のスズキ、声明 「エンジンはFCA製」

 排ガス検査での不正をオランダの規制当局から指摘されたスズキは24日、対象となっている車に搭載されていたディーゼルエンジンは、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)から供給されたものであることを明らかにした。

 スズキが日本時間の24日午後に出した声明によると、問題が指摘されたスポーツ用多目的車(SUV)「ビターラ」(日本名エスクード)のディーゼルエンジンは、2016年にFCAによるソフトウエアのアップデートが行われた。オランダの規制当局は17年の報告書で、アップデート後のソフトは問題がなかったとしていたが、昨年11月には一転、問題があると指摘。今年2月中旬までの回答を求められていたスズキは、「見解」を準備しているところだったという。

 スズキは声明で、「調査に全面的に協力して参る」とした。ビターラのディーゼル車の生産はすでに終了しているという。

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