テクノロジー
厚底シューズに続け オリンピックで選手を支える企業の技術力
社員数約90人のオージーケーカブトは、自転車競技用ヘルメットの国内市場シェアで海外ブランドを抑えてトップ。木村秀仁社長は「選手は勝つことがモットー。われわれは安全を最優先し、なおかつ勝利を追い求める」と意気込む。
スポーツサングラス
「SWANS(スワンズ)」ブランドで知られるスポーツサングラスのトップメーカー、山本光学(大阪府東大阪市)は、女子マラソンの有森裕子選手や野口みずき選手ら多くの五輪メダリストに商品を提供してきた。今回も五輪代表向けの商品開発を加速させている。
レンズの下部から伸びる2本のフレーム。異色のデザインが際立つランニングサングラス「イーノックス ニューロン20」は、女子マラソンの前田穂南選手らとの共同開発だ。
通常、レンズ側面につけるフレームを下部に取り付けたのは、こめかみを締め付けず、キャップをかぶっても当たらないようにするため。鏡面仕様のレンズは日差し対策だけでなく、目の動きで意図や疲れを悟られない。約2年かけて20回の試作を繰り返した。
前田選手は昨年9月、東京都内で開かれたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)にこのサングラスで臨み優勝。五輪代表を勝ち取った。「軽くて負担がなく、走行時にずれないため集中力を高めてくれる」と話す。
同社は五輪代表を目指すプロゴルファーの石川遼選手とも共同開発に取り組むなど、アスリートを支援。山本直之社長は「選手の要求のハードルが高いほど、性能を向上させる方法を気付かせてくれる」と話す。