ぐるなびのチョットぐな話

今年流行が予測される「プルドポーク」

 世界的なスポーツイベントを夏に控えた2020年の東京。国内外から訪れる観光客の多くは競技観戦のみならず、滞在先でしか味わうことのできない食事を楽しみにしていることだろう。飲食業界にとっても特別な一年となる今年、ぐるなびはこの春注目のトレンドメニューとして「プルドポーク」を選出した。プルドポークは豚肩肉の塊を低温でじっくり焼き上げ、バーベキューソースで仕上げる米国の伝統的な料理。ぐるなびの調査によると、プルドポークの取り扱い店舗は17年8月からの2年間で2.7倍に増加。特に春から夏にかけて、飲食店での取り扱いが上昇傾向にあるという。

 流行が予測される背景として、近年のアウトドアブームの影響が大きい。バーベキュー料理として、野外でも調理が可能な上、塊肉をほぐして食べるので、見た目の迫力もありエンターテインメント性も抜群だ。さらに、豚肉は疲労回復効果が期待できるビタミンB1が豊富な食材。数時間かけて低温で調理をすることで余分な脂も落とすため、ダイナミックな見た目とは裏腹にヘルシーに味わうことができる。いまだに衰えていない肉料理ブームも追い風になるだろう。

 家庭での調理も難しくない。料理研究家の中村奈津子さんによると、プルドポークは汎用(はんよう)性が高く多くのレシピに花を添える食材としても活躍が期待できるとのこと。自宅で調理する場合はすりおろしたタマネギ1個とバーベキューソース150グラム、肉を柔らかくするためのコーラ200ミリリットルを交ぜ、豚肩肉を半日漬け込む。鍋に入れて蓋をして中弱火で約3時間、圧力鍋の場合は30分煮込み、1晩寝かせる。脂を取り除き、肉の繊維に沿ってほぐすと完成だ。

 王道の食べ方は、コールスローサラダと組み合わせたサンドイッチ。プルドポークのホロホロとした食感を堪能するために、こぼれるほどたっぷりと盛り付けるのがコツだという。和風メニューでは巻きずしの具材としても活躍。甘辛い味付けは酢飯との相性も良い。卵やチーズと合わせてサラダに投入すると良質なタンパク質を摂取でき、栄養バランスも整う。

 今年1月には日米貿易協定が発効し、豚肉をはじめとした米国製農産品の関税が段階的に引き下げられる。米国産の畜産品のシェア拡大が見込まれる中、現地にゆかりの深いメニューにも関心は高まるだろう。

 認知度は高くないものの、ぐるなびの調査によると「飲食店にプルドポークを使ったメニューがあれば食べてみたい」と回答した人は8割を超えた。バーベキュー料理としての調理はもちろん、家庭の味の新たなレパートリーとして加えてみてはいかがだろうか。

 ■ぐるなび

 www.gnavi.co.jp

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