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東日本大震災の被災地・岩手から「影裏」が挑む 地方発の映画製作は根付くか

波溝康三

 「“映画作りは祭りに似ている”と、よく言われますが、私は一過性では終わらせたくない。日常として、祭りがずっと続くような映画製作の基盤を故郷・岩手で作ることができれば」と大友監督は故郷での映画製作に期待を込める。

 NHK職員時代、ハリウッドの重鎮、ジョージ・ルーカス監督らを輩出した南カリフォルニア大学に留学し、ハリウッドの映画製作のスタイルを学んだ大友監督が、満を持して立ち上げた映画製作会社で、これまでのご当地映画とは違う独自の製作手法で挑み、結実したのが、映画「影裏」といえるだろう。 

 大手映画会社や、キー局と呼ばれる東京のテレビ局主導による東京一極集中が進んだ既存の映画製作の体制に、今後、どんな影響をもたらすのか。

 映画「影裏」の製作スタイルは、地方発の新たな映画製作のビジネスモデル創出のヒントとなりそうだ。

波溝康三(なみみぞ・こうぞう) ライター
 大阪府堺市出身。大学卒業後、日本IBMを経て新聞記者に。専門分野は映画、放送、文芸、漫画、アニメなどメディア全般。2018年からフリーランスの記者として複数メディアに記事を寄稿している。

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