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スカイマーク上場延期検討

 スカイマークが今春を目指していた東京証券取引所の株式上場に関し、延期を検討していることが18日、分かった。2015年に経営破綻して上場廃止となり、立て直しを進めていた。新型コロナウイルスの感染拡大で、航空業界の事業環境が激変したことなどから、現時点での上場に慎重になったとみられる。

 スカイマークは19年10月に再上場を申請。再建では投資ファンドや全日本空輸を傘下に持つANAホールディングス(HD)などの出資を受けた。定時運航の重視により業績は回復し、19年3月期の売上高は882億円と過去最高だった。

 航空業界では新型コロナによる催しの自粛などで需要が大幅に落ち込み、各社は減便や運休を相次ぎ決定。スカイマークの現預金は100億円を超えているとされ、数百億円の融資枠もあることなどから、当面の資金繰りには問題がないとみられる。

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