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日航、夏ダイヤも国内減便 3、4月の予約数半減
日本航空は19日、新型コロナウイルス感染症の広がりを受け、今年の夏ダイヤでも引き続き国内線を大幅に減便すると発表した。29日から4月5日までの間、グループで計1268便(片道)を減らす。期間中の国内線の約2割に相当し、需要の落ち込みが鮮明となっている。
対象は羽田や大阪(伊丹)発着を中心とする55路線。中部-札幌(新千歳)や、福岡-那覇なども含まれる。日航によると、3~4月の国内線で直近の予約数は前年同期と比べ約半分となっており、夏ダイヤでも追加の減便を検討する。
全日本空輸も19日、3月中の国際線の一部を追加で減らすと公表。羽田-ミュンヘン、羽田-ウィーンなどが対象で、新型コロナ対策の移動制限や需要の減少を踏まえた対応としている。
一方、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)は19日までに新たに国際線4路線の運休を発表した。ピーチによると20~31日の間は国際線の全路線が運休することになる。
新たに運休するのは台北と成田、関西、福岡、那覇を結ぶ4路線。3月から減便していたが、需要が回復しないため運休を決めた。今のところ4月1日以降は国際線の一部で運航を再開する予定。