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日鉄、千葉の高炉休止を決定 需要減で生産力2割強縮小
日本製鉄は21日、新型コロナウイルス感染拡大の影響による鋼材需要の急減に対応し、東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)の高炉1基を5月中旬以降に一時休止すると正式発表した。一時休止中の2基と4月下旬以降に一時休止する1基と合わせ、計24%相当の生産能力を縮小することになる。
鉄鋼業界では、新型コロナの影響で大口需要先である自動車や建築向けなどの鋼材消費量が急減。東南アジア向けなどの輸出も低調に推移し、足元の事業環境は厳しさを増している。