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ホームレス支援のビッグイシューが新型コロナで販売減 事務局が救済策も

 ビッグイシュー日本によると、これまで、販売員はそれぞれ1号あたり平均約175冊を販売。月2回の発行で平均8万500円の収入を得るはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言を受けて人通りが激減したことで販売数は減り、収入も減少。販売員が危機に直面している。

 ビッグイシュー日本は4月10日から6月末まで、販売員を経済的に支えるための「特別通信販売」を実施。3300円を支払うと3カ月間、雑誌6冊を郵送し、代金のうち1380円が販売員に支給される。2千人が利用すれば、販売員60人に4万6千円程度の現金給付ができる。すでに6千人以上の申し込みがあったが、事務局は「外出自粛が長期にわたる可能性が高く、引き続き募集を続ける」という。

 一方、新型コロナウイルスの影響で、新たに仕事や住まいを失う人が出てくることが懸念されている。NPO法人「釜ヶ崎支援機構」などは4月、「新型コロナ・住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」を発足。4月23、24日に大阪市西成区で開かれた相談会には20~80代の36人が訪れ、「アルバイト先の居酒屋が休業し、このままでは家賃が払えなくなる」などと苦境を訴えた。

 同プロジェクトはウェブ上でも相談窓口を開設。仕事の紹介や生活保護の案内などを行うとともに、寝る場所のない相談者が10日間、簡易宿泊所などに無料で宿泊するための資金を募るクラウドファンディングを実施している。

 相談窓口はhttps://peraichi.com/landing_pages/view/coronasoudan

 クラウドファンディングはhttps://camp-fire.jp/projects/261315

 ビッグイシュー 英ロンドン発祥の雑誌で、平成15年に大阪で日本語版の発行が始まった。販売員として登録したホームレスに、最初に10冊を無料で提供する。販売員が路上などで1冊450円で売ると、このうち230円が収入になる仕組みで、自立を支援する。現在は月2回発行。約100人が全国12都道府県で販売している。

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