高論卓説
企業の業務変革が新型コロナで加速 テレワークや紙不使用が日常に
管理業務も変えていかなければならない。部下の様子は顔色や動き方で観察できた。だが、デジタル環境でその空気を読み取ることは難しい。社員教育もリモートになる。心のケアを含め、コミュニケーションを意図的に増やす工夫も必要になる。
これまで培ったやり方をすぐに変えるのは簡単ではない。だが、制限された環境下で最大の成果を出す業務やITのあり方について、改めて考えてはどうだろうか。この検討は、経営や部門トップが主導しなければ進まない。現場に「進めろ」と指示するだけでは、IT化は進まず、一時的な暫定措置を続けることになる。コロナとの戦いは続く。その先を見据えた企業変革の取り組みに力を注いでいただきたい。
【プロフィル】小塚裕史
こづか・ひろし ビジネス・コンサルタント。京大大学院工学科修了。野村総合研究所、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ベイカレント・コンサルティングなどを経て、2019年1月にデジタル・コネクトを設立し、代表取締役に就任。主な著書に『デジタル・トランスフォーメーションの実際』(日経BP社)。兵庫県出身。