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通勤時の駐車場利用が急増 コロナ感染防止でマイカー利用

 駐車場予約アプリを運営する民間企業の集計によると、通勤の際に駐車場を利用する回数が都市部で急増したことが分かった。東京や大阪、仙台、名古屋では2倍以上の増加率を示した地域もあった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため公共交通機関を避けたマイカー通勤が増えていることがうかがえる。

 集計したのはアキッパ(大阪市)。利用者が駐車目的を「通勤」とした回数を2月4~10日と4月7~13日で比較した。東京都新宿区は4倍、千代田区は3.5倍と増え方が大きかった。地方都市では仙台市若林区が3倍、大阪市北区は2.3倍、名古屋市東区は2倍。札幌市東区は1.2倍、福岡市は1.1倍だった。

 アキッパは集計の際、「通勤」に通学も含んでいるが、休校が多かったことから大半は通勤者とみられる。広報担当者は「仕事で移動せざるを得ない人が満員電車を避けるなど工夫をしていることが分かる結果になった。利用者の増加に応じた駐車場を確保し、移動の安心につなげたい」と話している。

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