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賃貸オフィス遠隔内覧開始 オフィスナビ テレワーク定着で移転需要

 賃貸オフィス検索サイトの「オフィスナビ」(東京都千代田区)は、全国の賃貸オフィスを遠隔(リモート)で内覧できる「リモート内覧サービス」を始めた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、密閉・密集・密接の「3密」を避ける「新しい生活様式」に対応する。テレワーク(在宅勤務)が定着したことで、企業のオフィス縮小や分散化を中心とした移転ニーズが高まっており、これにより顧客の利便性を高める。

 「Zoom(ズーム)などのテレビ会議ツールによる実況中継」「内覧希望物件の動画視聴」「VR(仮想現実)による360度ツアービュー」の3種類のサービスを提供する。

 オフィスナビの物件検索画面から内覧したいオフィス(10物件まで可能)、内覧方法、希望日を選択して問い合わせボタンで送信すると、担当スタッフが内覧物件と確定日時を連絡し、指定した日時と方法でバーチャル内覧ができる。

 同社の対面での内覧問い合わせは年約4000件で、そのうち20~30%がリモート内覧に移行するとみている。

 オフィスナビは2002年設立。サイト運営を通して累計1万件を超えるオフィス仲介実績を有する。

 既にオフィスビル3000棟以上のVR撮影実績があるほか、テレビ会議ツールも社内外で活用しており、リモート内覧サービスをいち早く導入する。

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