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JR西、コロナ禍で経営環境悪化 「安全を基盤に業績回復へ」
JR西日本は23日、大阪市のホテルで定時株主総会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大による新幹線などの利用者大幅減で業績が悪化しており、長谷川一明社長は「経営環境は大変厳しいが、安全安心を基盤として業績の回復に取り組む」と強調した。
出席した株主は165人で、昨年の1139人を大きく下回った。新型コロナ感染拡大防止のため来場を控えるよう呼び掛けたことが要因とみられる。
今年は2005年4月25日に発生した尼崎JR脱線事故から15年の節目となった。長谷川氏は総会の冒頭「極めて重大な事故を引き起こした。改めて深くおわび申し上げる」と謝罪した。
一方、例年実施している事故犠牲者への全体での黙祷(もくとう)は見送った。広報担当者は「しっかりとおわびし、安全性向上のための取り組みを説明することが重要で、株主の皆さんに(黙祷を)お願いするのは控えた」と説明した。
総会ではJR西の幹部が、安全関連以外の経費を抑え、利用促進策を展開するなどと説明した。
JR西の今年4~6月の運輸収入は前年同期と比べて約7割減になる見通し。