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コロワイドが大戸屋へTOB実施へ 子会社化で経営立て直し
「牛角」などを運営する外食大手コロワイドは９日、大戸屋ホールディングス（ＨＤ）の株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施すると発表した。最大７１億円を投じ、現在１９・１６％の株式保有比率を５１・３２％まで買い増して子会社にする方針だ。新型コロナウイルスの影響で外食産業の環境は厳しい。食材調達や配送の共通化を進め大戸屋ＨＤの経営立て直しを目指す。
買い付け価格は３０８１円、期間は７月１０日から８月２５日まで。大戸屋ＨＤの８日終値は２１１３円だった。ＴＯＢ後も大戸屋ＨＤの上場は維持する考えだ。
コロワイドは６月の定時株主総会で、大戸屋ＨＤに経営陣刷新を株主提案した。大戸屋ＨＤ側は反対し、否決された。コロワイドは昨年に大戸屋ＨＤの創業家から株式を取得して筆頭株主となった。