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ビール類4社ともマイナスに 上半期の販売実績

 ビール大手4社の発泡酒や第3のビールを含むビール類の令和2年上半期(1~6月)の販売実績が10日、出そろった。新型コロナウイルスに伴う外出自粛の影響で業務用ビールの需要が落ち込み、4社ともに前年同期比でマイナスとなった。減少幅は4~17%だった。

 業務用が不振の一方で、家飲み需要の拡大や節約志向の高まりを背景に第3のビールが伸長した。各社も新商品を相次いで発売した。ビール大手によると、ビール類の市場全体は10%程度の減少と推計されており、第3のビールの販売数量が初めてビールを上回ったという。

 3~5月は、外出自粛に加えて政府の緊急事態宣言に伴う飲食店の臨時休業や営業時間の短縮が相次ぎ、たるや瓶といった業務用ビールが振るわなかった。4月は全社が2桁のマイナスだったが、6月は飲食店の通常営業も増え、回復しつつある。

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