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世界で称賛を浴びるジャパニーズウイスキー 知られざる発祥の地

コロナ下の家飲み需要も

 国際市場での評価が高まると同時に、国内でも平成の終わりごろから、メーカーが炭酸で割る飲み方を提案したり、竹鶴をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「マッサン」の反響もあったりしてブームが起きた。現在、飲食業界を直撃している新型コロナウイルスの感染拡大の影響も、家飲みの需要拡大で、手頃な価格帯の売り上げが伸びているという。

 国際的なウイスキーブームも継続するとみられている。背景にあるのはこれまでウイスキーがそれほど飲まれていなかった国での需要の高まりといい、アサヒビールマーケティング本部でウイスキーのアンバサダーを務める佐藤一さんは「インド、中国、ブラジル、ロシアなどで生活レベルが上がり、ウイスキーを嗜好(しこう)し始めている」と話し、これらの国の人口の多さにも期待する。

 そして、佐藤さんは「日本のウイスキーの品質の高さは、竹鶴さんが本場のスコッチの作り方を日本に持ち込んだことにある」と強調する。「若い原酒と古い原酒を混ぜると古い酒が若い酒の味を一段引きあげる。そういったコツもノートなどに残してくれた」と改めてその偉業をたたえる。

 摂津酒造の石碑を建てた森田さんもいう。「石碑へ足を運び、ジャパニーズウイスキーの始まりを感じ、時を経て今味わえる喜びに感謝してほしい」

 ウイスキーは熟成させた時間がその深い味わいにつながる。日本のウイスキーの歴史を顕彰し、現代とのつながりに思いをはせることは、ウイスキーを楽しむことに似ているのかもしれない。

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