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高齢者でも操作、乗り降り簡単に WHILLが電動車いすの新モデル発売

 電動車いすを開発・販売するベンチャー企業、WHILL(ウィル、東京都品川区)は、高齢者向けの新製品「モデルC2」の予約販売を開始した。足腰が不自由な人でも横からの乗り降りがしやすいよう、肘掛けの回転軸を車体の後方に移すなどの改良を施した。

 電源ボタンや加減速レバーなどの操作部を片側に集約。充電池の取り外しボタンが付き、力を入れなくても交換できるようにするなど、操作性を向上させた。

 また車体後方部にばねの形状をしたサスペンション(緩衝装置)を導入し、段差や砂利道などの走行時の衝撃を小さくし、乗り心地も改善した。テールランプを両側の肘掛けの後ろに配し、安全性も向上。車体には軽量化した素材を活用し、1回の充電で走れる距離も従来機種の「モデルC」より2キロ長い18キロとした。

 大きさは幅55.4センチ、長さ98.5センチ。重さは約52キロ。最高時速は6キロで、運転免許証不所持者でも公道で運転できる。本体価格は47万3000円で、同社のホームページで販売する。また日本以外では中国で9月中に販売を始めるほか、来年には欧米各国でも販売を始める。

 日本の65歳以上の人口は約3600万人だが、このうち約1000万人が歩行困難者とされている。杉江理社長兼最高経営責任者(CEO)は「新型コロナウイルス禍で、高齢者など歩行困難者が社会から取り残されている。(モデルC2が)そうした社会課題の解決手段になりたい」と話している。

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