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関電が福井で初の取締役会 風通し良い企業体質に改善へ

 関西電力は28日、取締役会を福井県美浜町の原子力事業本部で開き、榊原定征会長(前経団連会長)が「社員らと意見交換して現場の実態や課題への理解を深め、実効性の高いガバナンスにつなげていきたい」とあいさつした。関電の3原発が立地する福井県での取締役会開催は初めて。

 役員らの金品受領問題で批判された企業体質の改善に向け、経営陣と現場との風通しを良くする狙いがある。

 同日午後には社外取締役と同本部従業員との意見交換の場も設置。取締役会の冒頭、榊原氏は「金品受領の大半が事業本部で行われ、閉鎖的な体質が指摘されている」と発言。「(取締役会の)議題には原子力関連の重要課題を取り上げた。活発な議論をお願いしたい」と述べた。

 福井県での開催は、同社が3月に策定した業務改善計画の一環で、当初は6月末までに開く予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期していた。金品受領問題を受けた関電の第三者委員会は、立地地域との調整などを担う原子力事業本部が閉鎖的で、ガバナンス体制に問題があったと指摘していた。

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