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募金でマスクケース商品化 東大阪の企業がクラファンし目標10倍超に

 飲食の際にマスクを一時収納するケースを開発しようと大阪府東大阪市の企業がクラウドファンディングで寄付を募ったところ、目標の10倍を超える支援が寄せられた。新型コロナウイルスの影響でマスクを持ち歩く機会が増える中、外した時の置き場所に困るというニーズに応えようと商品化。関西のものづくりを支える中小企業の町から生まれたアイデア商品として話題を集めている。

 開発したのはプラスチックの文具や生活雑貨の製造販売を手掛けるカワキタ(大阪府東大阪市)。マスクをテーブルの上に置いたり、ポケットやかばんに詰め込んだりすることがエチケット違反かもしれないと気にする人が多いことから需要があると考えた。

 ただ商品化にはケースの金型を新たに作るため、まとまった資金が必要となる。金型代などとして10万円のクラウドファンディングを呼び掛けたところ「こんなの待ってました」「東大阪の町工場は大阪府民の誇りです」と、506人から計約105万円が寄せられた。

 ケースは折り畳み式の手のひらサイズで、マスクの表面に触れずに畳むことができ、胸ポケットにも収納できる。抗菌剤配合の原料を使用し、せっけんや洗剤で洗うことも可能。支援者に特別価格で優先販売するとともに秋以降、一般にも販売する。価格は638~880円程度を想定している。

 河北一朗社長は「コロナ禍で、ふと疑問や不便に感じたことが商品化のきっかけになった。これからも消費者の立場に立ったものづくりを進めていきたい」と話している。

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