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東芝、システムLSI撤退 収支改善へ固定費削減

 東芝は29日、システム高密度集積回路(LSI)事業から撤退すると発表した。半導体市況の悪化で苦戦が続いていた。社員の配置転換や早期退職制度の活用などで固定費を削減し、半導体事業全体の収支改善を図る。

 システムLSIは家電や電子機器の部品として幅広く使われている。東芝が主に手掛けていた画像処理センサーを含む車載用品は開発費が高く、販売も不振だった。新規の開発はしないものの、既存製品の販売やメンテナンスは継続する。

 今後は自動車の電動化で需要の増加が見込まれるモーター制御用のアナログ集積回路(IC)の開発に経営資源を集中させる。

 システムLSI事業からの撤退に伴い、約770人を配置転換や早期退職の対象とする。退職金の上乗せ分など2021年3月期は約118億円の費用を見込む。22年3月期は人件費や開発費の削減で150億円以上の収支改善につながるという。

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