武田総務相インタビュー「流れができれば携帯電話の乗り換え競争始まる」
「民間企業に対してわれわれがそういうこと(期限や目標数値)を言うべきではない。控えさせてもらいたい。国際水準ということになれば、おのずとどれぐらいということを弾ける。それぞれの事業者に委ねたい」
「高く据え置きたいところがあれば据え置いてもいいが、競争に負ける。(負けないよう)安くした分、投資ができなければ、将来展望が開けない。だから、経営者判断でどうかじを取るかという事業者の問題」
--これまで事業者に判断を任せてうまく進まなかった。スピード感も大事だが、もう一押しできる策はないのか
「やっぱり本当に競争する気がなかったら、競争させる環境を思い切ってつくればいい。あくまでも事業者の実践に委ねるべきと思って言っているだけであって。このまま寡占状態を維持して、コロナ対策にも寄与しないとなれば、どんどん新規参入者が参画できるような環境を作り上げていけばいいだけ」
【NHK】
--受信料の適正価格化などNHKについての考えは
「動画配信サービスが次々と出てきている中で、これらと比して、なぜNHKは高いのかという意見は国民に根強くある。家計負担を考えたときには、経営努力によって抑えられるように営業経費にしても、チャンネル数にしても、NHKの努力で減量経営をしながら国民の期待に納得していただけるようにやっていくべきじゃないか」
--そういう努力を大臣として求めていく。
「もう明確に森下俊三経営委員長にも、前田晃伸(てるのぶ)NHK会長にも私から申し上げた」
--それに対する答えは
「指摘を重く受け止めて自分たちでどういう企業改革ができるか具体的に示していきたいと。今の時代、公共性の高いものについて国民意識を敏感に感じなきゃ駄目だ。旧態依然のままでやっていくのなら、事業本体が崩れてくることに発展しかねない」
「コロナ禍における家計負担を考えたときに国民のためにできることを考えていただきたい。総務相というより政治家として当たり前。全産業でできることをしながら地域経済再生を果たしていかなきゃ駄目だ。全家庭から景気の底上げをやって経済活性化させないと。可処分所得が上がるよう協力する環境を作り上げていく」
--具体的にいつまでに具体策を示す
「NHKは中期経営計画の検討過程で、いろいろな改革案を示すのだろう」
(聞き手 大島悠亮、市岡豊大、蕎麦谷里志)