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コロナでウェブ講演会好調 AIにも注力 木村情報技術・木村隆夫社長

 --AI事業は

 「9億6000万円(83%増)に据え置いたが、AI市場の拡大を見込んで新たなサービスを提供していく。問い合わせに対しAIが対応するチャットボット『AI-Q』に加え、昨年12月にチャットボットと検索型AIを組み合わせたハイブリッドシステム『AI-Brid』を発売。製造業を中心に採用に向けて商談が進んでおり順調だ。今期は30社に採用され売り上げが3億円に達するとみている」

 「9月発売のオンラインセールスシステム『Chat Meet』も好評で、導入を決めた企業も出てきた。自社製品・サービスについて当初はAIチャットボットが質問などに対応。詳しい内容を聞きたいという購入見込み客には有人によるチャットやオンライン商談に移行し顧客獲得につなげる。コロナ禍で訪問機会が減少し新規案件獲得が難しいという悩みを解消できると評価された。今期は5億円の売り上げを見込む」

販促機会減少を解消

 --さらにAI市場を攻める

 「10月から法人ライブ配信サービスの提供を始めた。3eLiveは主に製薬企業の講演会や医薬品のプロモーションに特化したサービスで、製薬企業の要望に合わせて詳細にわたり特別にカスタマイズされている。このサービスを元に、新たに法人ライブ配信用として展開する。コロナ禍で十分なプロモーションを行えない自動車や建設業界などが興味を示している。こうした新サービスの提供開始で来期のAI事業の売り上げを15億円に伸ばす」

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