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関空上半期の総旅客数95%減 過去最低の87万人

 関西エアポートは23日、関西国際空港の令和2年度上半期(4~9月)の利用状況(速報値)を発表した。国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同期比95%減の87万5667人となり、上半期の数字としては平成6年9月の開港以来、過去最低を記録した。

 新型コロナウイルスの感染拡大で訪日客が減り、国際線の旅客数は99・5%減の5万7834人、このうち外国人は2万9997人だった。国内線は77%減の81万7833人だった。

 また、関空の9月の総旅客数は前年同月比91%減の22万4421人で、2月以降、8カ月連続の減少となった。国内線は前年同月比65%減の21万1011人となり、減少率は8月(63%)からやや拡大した。9月の夏休みの時期が過ぎたことと、新型コロナの影響が長期化したことから、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションや大手の全日本空輸、日本航空で、計画に対する運航率(全国)が8月の70%台から9月は50~60%台に下がっていた。

 関西エアは運営する大阪(伊丹)空港、神戸空港の上半期の利用状況も発表。伊丹の旅客数は74%減の219万5349人。神戸は75%減の42万5507人だった。

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