ビジネス解読

悪質企業の排除へ企業連合体創設 特定技能取得者増加は

 一方で離職者を出さないため、給与に加え、生活のしやすさを気にする外国人への生活支援に力を入れおり、日本人も目指す国家資格「介護福祉士」の取得をサポートする。家族帯同や長期在留の道が開けるからだ。

 外国人専門の生活支援企業グローバルトラストネットワークス(東京都豊島区)もプラットフォームに参加した。後藤裕幸社長は「長く働きたいと思わせる企業努力が必要で、われわれが手助けする」という。

 「外国人社員の受け入れは初めて」「生活サポートまで対応できない」といった企業の悩みに365日24時間体制で応え、外国人従業員の不安や相談に母国語で徹底的に寄り添う。離職を防ぐためだ。

 プラットフォームには外国人材活用のプロが集まった。技能実習生の失踪や不法就労などで失った日本ブランドを取り戻すため、専門の力を生かし、世界一クリーンなブルーカラースキームを創る。柴崎氏は「将来的には特定技能の来日者の10~20%をサポートしたい」と強調。桜十字の小林氏は「受け入れ側として、クリーンな企業のモデルケースになる」と意気込む。(松岡健夫)

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