スポーツi.
競技人口激減、危機感のないNPB 大丈夫かプロ野球
緩和されてきたとはいえ、いまだ存在する「プロアマ規定」の撤廃など、アマチュア団体との融和、高校、大学、社会人、そして独立リーグなどとの連携の強化など、野球界の発展、選手やファンの掘り起こしのために、トップリーグとしてのNPBの果たすべき役割は数え切れないほどある。
新型コロナにより直面した興行の中止や無観客試合、観客数の制限など、ビジネスの根幹を揺るがす危機を経験したのであるから、これからファンを呼び戻すためにも、真剣に取り組んでいかないとビジネスとしての野球は、選手・ファンの両面からその支えを失っていくことになる。
JPBPAの活動には敬意を表するが、これらの活動を維持発展させていくためにも、労働組合でもある選手会の財政的基盤の確立と有能なスタッフの獲得の努力を求めたい。まず選手の肖像権を球団から取り戻すなど、MLB(米大リーグ機構)の選手会(MLBP)の歴史と現状をよく学ぶことである。
【プロフィル】宮田正樹 みやた・まさき 阪大法卒。1971年伊藤忠商事入社。2000年日本製鋼所。法務専門部長を経て、12年から現職。二松学舎大学大学院(企業法務)と帝京大学(スポーツ法)で非常勤講師を務めた。